欲望の塊 3rd

古いMacを蘇らせる

Phoenix OSのめも

前のエントリPhoenix OSのインストールはできたが、画面の解像度が気に入らない。

XGA(1024x768)くらいのサイズになっている?

 

Parallels DesktopWindowsを入れた場合はウィンドウをリサイズすれば追随して解像度も自動で切り替わるが、Phoenix OSの場合はウィンドウサイズが変わるだけで解像度は変わっていない。

Phoenix OSのSettings -> Displayからフォントサイズ等は変えられるが、他の方法を探ってみる。

 

0.(Phoenix OS側) 開発者モードを有効にする

f:id:macos-x:20180113090512p:plain

Build numberのところを連打するとメッセージが表示されて開発者モードに入れる。

SettingsにDeveloper Optionという項目が追加されるので、

f:id:macos-x:20180113090805p:plain

USB debuggingをオンにする。

 

1.  (Mac側) Android Studioをインストールする

developer.android.com

GoogleのページからAndroid Studioをダウンロードしてインストールする。

 

2. (Mac側) ターミナルでadbコマンドにPATHを通す

ターミナルを立ち上げたらexportコマンドで環境変数を定義する。

export PATH=$PATH:/Users/(ユーザ名)/Library/Android/sdk/platform-tools

と入力する。

ターミナルを終了してしまうと上記環境変数は無効になってしまうが、別にAndroidの開発をする訳ではないので.bash_profileには追加しない。

 

3. (Phoenix OS側) Phoenix OSのIPアドレスを調べる

面倒なのでGoogle Playを IP address で検索して適当なアプリを入れて確認する。

自分の入れたアプリ(My IP address)だとグローバルIPとローカルIPの両方が表示されるが、ローカルIPの方(192.168.x.x)。

 

4. (Mac側) ターミナルからadbコマンドを発行する

$adb connect 192.168.x.x

と入力する。($はいらないよ。)

うまくPhoenix OSに接続できたら

connected to 192.168.x.x

と応答が返ってくる。

$adb devices

で接続されているか確認ができる。

 

$adb shell

と入力する。これでAndroidに対してシェルコマンドを発行できる様になるので

$wm size

で今の解像度を確認する。自分の場合は

Physical size :1024x768

と返ってきたので、やはりXGAで立ち上がっている。

$wm size 1600x1200

の様に入力すると解像度を変更できる。

 

これでPhoenix OS側の解像度が変わるが表示がおかしくなってしまうので再起動する。

再度adb connectで接続しシェルを立ち上げて

$wm size

Physical size: 1024x768

Override size: 1600x1200

となった。4:3以外の解像度も指定はできるが表示が異常になるので実使用は無理かな。