Phoenix OSのめも
前のエントリPhoenix OSのインストールはできたが、画面の解像度が気に入らない。
XGA(1024x768)くらいのサイズになっている?
Parallels DesktopにWindowsを入れた場合はウィンドウをリサイズすれば追随して解像度も自動で切り替わるが、Phoenix OSの場合はウィンドウサイズが変わるだけで解像度は変わっていない。
Phoenix OSのSettings -> Displayからフォントサイズ等は変えられるが、他の方法を探ってみる。
0.(Phoenix OS側) 開発者モードを有効にする
Build numberのところを連打するとメッセージが表示されて開発者モードに入れる。
SettingsにDeveloper Optionという項目が追加されるので、
USB debuggingをオンにする。
1. (Mac側) Android Studioをインストールする
GoogleのページからAndroid Studioをダウンロードしてインストールする。
2. (Mac側) ターミナルでadbコマンドにPATHを通す
ターミナルを立ち上げたらexportコマンドで環境変数を定義する。
export PATH=$PATH:/Users/(ユーザ名)/Library/Android/sdk/platform-tools
と入力する。
ターミナルを終了してしまうと上記の環境変数は無効になってしまうが、別にAndroidの開発をする訳ではないので.bash_profileには追加しない。
3. (Phoenix OS側) Phoenix OSのIPアドレスを調べる
面倒なのでGoogle Playを IP address で検索して適当なアプリを入れて確認する。
自分の入れたアプリ(My IP address)だとグローバルIPとローカルIPの両方が表示されるが、ローカルIPの方(192.168.x.x)。
4. (Mac側) ターミナルからadbコマンドを発行する
$adb connect 192.168.x.x
と入力する。($はいらないよ。)
うまくPhoenix OSに接続できたら
connected to 192.168.x.x
と応答が返ってくる。
$adb devices
で接続されているか確認ができる。
$adb shell
と入力する。これでAndroidに対してシェルコマンドを発行できる様になるので
$wm size
で今の解像度を確認する。自分の場合は
Physical size :1024x768
と返ってきたので、やはりXGAで立ち上がっている。
$wm size 1600x1200
の様に入力すると解像度を変更できる。
これでPhoenix OS側の解像度が変わるが表示がおかしくなってしまうので再起動する。
再度adb connectで接続しシェルを立ち上げて
$wm size
Physical size: 1024x768
Override size: 1600x1200
となった。4:3以外の解像度も指定はできるが表示が異常になるので実使用は無理かな。