欲望の塊 3rd

古いMacを蘇らせる

冬休みの宿題の続き

Androidが動かしたい。。。
CloudReady OSではAndroidのアプリを動作させることは出来なかった。
以前やったようにAndroid x86エミュレータで動かす手もありますが、どうせなら他の手段で。

こういう時に有効なOSとしてRemixOSがあったのですが、残念ながら開発終了してしまった。
しかし似たようなOSは他にもあり、今回は鳳凰システム(Phoenix OS)に挑戦してみた。
http://www.phoenixos.com/ja_JP/

一言で言えばAndroidのアプリをWindowsの様にマルチウィンドウで使用出来るOSです。
AndroidでもNougat(7.0)以降であればマルチで使用出来ますが、よりWindowsっぽい感じで使用できます。
中国で開発されており、怪しさ満点。どの程度安全かは正直分からないです。

(1) ISOのダウンロード
http://www.phoenixos.com/en/download_x86
この辺から、ISOをダウンロードして適当なところに保存しておく。

(2) 仮想マシンの設定
macOSであれば、VMware FusionParallels DesktopVirtualBoxの3つがメジャーですが今回はParallels Desktopの無料で使用できるLite版を使用します。

VMware Fusion
インストールは出来ましたが、わたしの環境では正常動作せず(ポインタの動作が異常)。

VirtualBox
仮想マシンの設定でPointing DeviceをTablet -> PS/2 MouseにすればVMware Fusionの様な問題は起きなかった。ただ後述のParellels Liteと比較して動作が重い。
Mac mini(Late 2012)の4コアモデルを使用して2コア(4スレッド)を割り当ててやっとそこそこ動く感じ。

Parallels Desktop Lite
Mac App StoreにはParellels DesktopのLite版があります。
Windowsのインストールには対応しませんが、LinuxなどのWindows以外のOSであれば無料で使用することが出来ます。
・新規作成→DVD/イメージファイルからを選択
・"イメージファイルをここにドラッグします"のところに先にダウンロードしたISOをドラッグする。"OSを検出できません"と警告が出るが、無視して続行をクリックする。
オペレーティングシステムの選択は その他→Android にでもしておく。
・保存先を指定して、構成をカスタマイズにチェックを入れて作成を押す。
仮想マシンの構成を決める。わたしの場合は
プロセッサ:2個(スレッド数ではなくて物理コア数)
メモリ:2048MB
ディスク容量:16GB
CD/DVDにPhonenix OSのISOをマウント
その他はデフォルト。

(3) インストール
f:id:macos-x:20180107194329p:plain
f:id:macos-x:20180107194427p:plain
Do you want to use GPT? No
cfdiskでswap領域とインストール領域を作ってWrite -> Quit。
f:id:macos-x:20180107194709p:plain
(逆の方が良かったかな?)

Choose Partitionでインストール領域を選択(上記の場合はsda2)。
EXT4でフォーマット。
Do you want to install EFI GRUB2? Skip
Do you want to install boot loader GRUB? Yes
f:id:macos-x:20180107195225p:plain
Run Phonenix OS

f:id:macos-x:20180107195447p:plain
この画面で暫く待つ(わたしの環境だと5分くらい)。

f:id:macos-x:20180107195809p:plain
言語選択画面になる。
選べるのは中文か英語なので英語にしておく。
ライセンスについて確認してAccept。
ホスト側がネットに繋がっていればそのまま繋がるはずなのでNEXT。

f:id:macos-x:20180107200043p:plain
ユーザ名の設定をしようとすると何かの警告が出るのでNEXT。

f:id:macos-x:20180107200236p:plain
これでインストールは完了。
必要に応じて日本語環境などを入れる。
Google Playも入っているのでアプリの追加も可能です。