欲望の塊 3rd

古いMacを蘇らせる

CCCDについて

某所(って全然某になってませんね)にてCCCDに関しての話題が大きくなっています。いちおう話題を大きくした張本人として色々と書いておきたいと思います。


CCCDで許せないのは再生保証がないってこと。日本で発売されているCCCDが導入しているCDSというコピー防止技術は音楽CDが必ず従わなくてはいけない規格から大きく逸脱しています。そのため再生保証が付けられないのです。
にも関わらずレコード会社側はその問題点を目立たなくし(いちおうレーベルなどに小さく記述はされている)普通のCDのように販売しているのです。


じゃあ再生保証のあるCCCDなら問題ないんだね!ということになりますが話はそう簡単ではありません。そもそも音楽CDは20年以上も昔に開発されたものでコピー防止技術などは全く考慮されてません。よって現在のCDにコピー防止技術を入れることは不可能なのです。


そこでハードウェアメーカ側はコピー防止技術を盛り込んだ次世代ディスクとしてDVD-AUDIOSuperAudioCD(SACD)を開発しました。これらのディスクでリリースすればCCCD反対派の人が言う再生保証がないという問題、レコード会社側のいう不正コピー防止の両方を同時に解決することが出来ます。


これらに移行して行くためには

  • オーディオメーカは低価格のプレーヤを出す
  • レコード会社はタイトル数を増やす

をすれば良い訳です。
オーディオメーカは既にかなり頑張っていて実売2万円程度で買える機械を出しています。(2年前は10倍くらいしたんですよ!)
しかしレコード会社側はさっぱりソフトをリリースしません。ここに大人の事情があったりするわけです。
音楽CDの場合は基本的に定価での販売が義務付けられています。(再販制度ってやつですね。)しかしDVD-AUDIOSACDにはこの制度はありません。よっていくらでも安売りして良い訳です。同じ枚数売れるんならCDのほうがDVD-AUDIOSACDよりずっと利益が大きい訳ですね。だからさっぱり次世代ディスクではリリースしてくれないのです。


レコード会社は利益のことしか考えてなくて音楽ファンが受ける被害なんて全く気にしてないんですよ。
そんなレコード会社側に音楽ファンがとれる行動とは?わたしにはネットで騒ぐことと不買くらいしか思いつかないんですよ。


参考リンク
http://www.musicmachine.jp/sp/cccd.html
http://www.muplus.net/cccd/
http://park10.wakwak.com/~cik/cccd/
http://xtc.bz/data/2003/10/23.html
http://xtc.bz/data/2003/10/24.html