欲望の塊 3rd

古いMacを蘇らせる

MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)でCloudreadyデュアルブート

Cloudready OSはUSB起動で簡単にお試しすることができますが、使用できるファイル容量が非常に少ない。

16GBのUSBメモリを使用しても空きは数Gしかありません。大容量のUSBメモリを使用して容量がアップすれば良いのですが、数Gしか空きがないことには変わりません。

これではcrostiniやcroutonで遊ぶことができません。

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Cloudready USB起動での空き容量

内蔵HDD/SSDにインストールすれば解決しますが、既存のデータは消したくない人が大半だと思います。Linuxならパーティションを切ってデュアルブートにすることもできますが、Cloudreadyは有無を言わさず全領域使用します。

以降で既存のデータはそのままに大容量USBメモリからCloudreadyを起動する方法を紹介します。

 

用意するもの

インストーラ用のUSBメモリ 8 or 16G

・インストール先の大容量USBメモリ

MacBook系を分解できる気持ちと技量

 

(1) まず通常の方法でCloudreadyのインストーラ用USBを作成。

インストール先のUSBメモリはフォーマットしておく。

 

(2) MacBookの裏蓋を開けてHDD/SSDを取り外す。

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HDD/SSDを取り外す

写真は光学ドライブのところにHDD/SSDを搭載できる変換基板もつけています。

どちらも取り外します。

2010年前後のモデルは裏蓋開けるだけなので簡単です。

 

(3) (1)で作ったUSBメモリを2本とも差して起動する。

ジャーンという起動音が終わる直前からoptionキーを押してメニューを表示する。

 

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メニュー

写真の様にUSBメモリを認識していればenterキーを押して起動する。

 

(4) Cloudreadyの起動〜インストール

Googleアカウントなどを入力してCloudreadyを起動する。

起動したらInstall OSを押す。

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Install OS

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インストール開始

インストールすると既存のデータは全て消えると警告が入ります。

内蔵HDD/SSDは取り外していますから消えることはもちろんありません。

ここでINSTALLを押下すると10分くらいでUSBメモリにCloudreadyがインストールされます。

 

(5) 大容量USBメモリからCloudreadyを起動

インストール用のUSBメモリを外して再起動します。

Googleアカウント等を入力して初期セットアップをします。

 

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大容量USBメモリからCloudready起動

上はLinux(Crostini)インストール後のスクショですが、十分な空き容量が確保できています。

 

(6) HDD/SSDを付け直す

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HDD/SSD付け直し後

HDD/SSDを付け直した後に起動メニューを出すと添付みたいな感じになるはずです。

矢印キーでUSB(オレンジ)を選んでEnter。

自分はSSDLinux MintとMojaveを入れているため3つになります。通常は2つですね。

 

 

あとはCloudready、crostini、croutonなどで普通に使用するだけですね。

ちなみにMacBookで使う場合のキーボードショートカットは

・日本語切り替え:ctrl + space

・スクショ : ctrl + Fn + F5

です。音量、画面の明るさは特に設定しなくてもファンクションキーの刻印のまま使用可能。